My music instruments hacks & circuit bent collection

2007年ごろより東海地方を中心に現在も活動中の、楽しい和太鼓と缶カラ三味線とサーキットベンドのバンド 「世紀マ3」のサーキットベンディング担当です。 ライブで使う楽器をGoogle Photoに全て掲載しているほか、一部の楽器の制作過程をYoutubeでも公開しています。 モノが見たい、など問い合わせありましたら、Twitterへお願いします。

カラオケファンタジーというカラオケ採点機について

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まず私はサーキットベンディングの素材を手に入れる際に、商品名+circuitbentとかでググって先人がいないかを確認します。いたらそれなりに参考にさせていただきますし、いなかったとしても、そのモノ自体の基本的な操作方法を知り、そのモノが何なのかを知ったうえで前人未到のサーキットベンディングをしようと躍起になるわけです。早速ググってみます。

カラオケファンタジー - Google 検索

しかし、私自身カラオケの心得はないのですが、そうしたお店のことしか出てきません。では、(値札の解説欄にも記載されていた)「採点機」というキーワードを足してなんとかそのものについてメーカーのサイトとかなかろうかと探ってみますが、、目がくらむような先進的な採点機しか出てきませんでした。その後メーカーの名前とかググってみたのですが、もうそのメーカーもないのか、何も出てきません。

以前見つけた・・・

 に勝るとも劣らない、サーキットベンディングできなくてもいいからなんとかしてみたい欲求と540円というとてもリーズナブルな価格もあり購入したわけですが、これは一体なんなんでしょうか。音は出るのか。楽器としてサーキットベンドできるのか。

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側面パネルにあるMIC INとOUT。更にはMUSIC INがステレオで。この時点で気づくべきでしたが、音声の出力がない?ため、音の出る機械ではなく、やはり音を入力して採点するだけの機械のようです。

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こちらはマイク入力に接続する「Mc Cannon」(マークII)とされる要するにデュエットできるようにするミキサーでしょうか。簡易マニュアルも幸いついておりますが、採点の開始、終了については書かれておりません。いろいろやってみると、MICとMUSICに一定時間音声の入力があったあと、どちらも音がなくなると7セグメントのデジタル表示が回り、どういう仕組みかはわかりませんが採点されて100点満点で表示されることがわかりました。

簡易マニュアルにはおもに「フィーバーゲーム」というモノについて書かれています。どうやら採点と同時にパネル右側のルーレットが回り、当たりが出るとのこと。(当たり・・・?)また、SETとかかれた下にあるA,B,C,のスイッチを押しながら起動することで、最高得点のクリアや当たりテーブル(?)のクリアなどができるそう。

早速開けてみます。

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私は基板のことはよく勉強しておりませんが、思いのほか複雑でグロテスク、まるでウォーズマンのマスクの中のような・・・そして背面パネルも結構すごい。

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なぜこのハーネスをクロスさせたのだろう?そして、採点機としての大動脈、ステレオ入力とマイク入力はこのか弱い赤、黒、マイクは白の3本のケーブルで壮大なマザーボード(使い方あってるかな)に音を送っているようです。

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電源を入れるとかろうじて、ビープ音が鳴り響きます。


カラオケファンタジー起動音

ちなみに、小さいスピーカの左にある抵抗をいじると、うっすらピッチが変わりましたが、起動音をピッチベンドしたところで。。。と思ったので後回しにしていろいろ見て回ることにします。

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なお、このカラオケファンタジーは、起動自体はタダで行なえますが、採点に際しては100円硬貨を入れないと行ってくれません。しかし、簡易マニュアルによるとそのカウンターの直下にあるダイヤルを操作することで、100円で何曲採点してくれるかをいじることができます。7であれば100円で7曲。0に合わせると、なんと100円がいりません。

また、当たる確率についても記載があり、222は1/60の確率、000は1/120、111は1/200、666は1/200、、777に至っては1/1000の確率だそうで、当たるとルーレット部分が点滅して、ブザーがなるそうです。まだどの場合も一回も当たってませんが、ものすごくメロディアスな音がなるかもしれないので、そうした意味ではサーキットベンディングしがいがありそう。

要するに、採点機というよりはLEDをしこたま使い倒した電子ルーレットゲームなんだなこりゃ、ということがここまで開けて、いろいろ調べてやっと、わかりました。マニュアルのルーレットゲームの記載の多さもそうした裏付けといえましょう。

一体どれだけの人がこの機械について調べたくてここへたどり着くかはわかりませんが、何かの足しになることを願って、適当にレポートをしました。