My music instruments hacks & circuit bent collection

2007年ごろより東海地方を中心に現在も活動中の、楽しい和太鼓と缶カラ三味線とサーキットベンドのバンド 「世紀マ3」のサーキットベンディング担当です。 ライブで使う楽器をGoogle Photoに全て掲載しているほか、一部の楽器の制作過程をYoutubeでも公開しています。 モノが見たい、など問い合わせありましたら、Twitterへお願いします。

トイレの流水音発生機をサーキットベンディング

先日のファミマのチャイムに続き、今回はトイレの流水音発生機がターゲットです。最近、バンド活動をしていないせいか、目的がノイズマシン制作ではなくなってきています。

今回のきっかけは見知らぬ方のツイートで、音姫的なものがバグっている映像でした。

ファミマのチャイムができるのであれば、音姫的なトイレの流水音発生機もサーキットベンディングできるのでは。しかし、ツイートで見たINAX(当時)製の流水音発生機はもう発売されておらず、少し調べたところ、中古で6,000円以上しておりました。

流石に成功する確証もないサーキットベンディングの素材に6,000円はつぎ込めないということで、約700円ほどで手に入るオーム電機社のミニ流水音発生機♪を仕入れました。

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ボタンを押すと本物ソックリな流水音が、約25秒間流れ、トイレの用足し音を消します。音量80dB。

約25秒間というのが購入の決め手。ループスイッチがつけられることはこの時点ではわかりませんから、ピッチベンドやノイズの音源としてはある程度の長さが求められます。サイズもコンパクトで、単三電池2本で動作することもよいです。

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これは開けたところ。この瞬間が一番緊張します。なにせ、基板を見ただけでサーキットベンディングできそうかどうかはある程度めぼしがつきますので・・・。

見た目としては、怪しい部類。いくつかのチップ抵抗はついてますが、ピッチを制御する基板とは限りません。恐る恐るいろいろ触ってみると、基板の左側でピッチが変化しました。

チップ抵抗の変わりに1MΩの可変抵抗をつけてみました。

その他にはノイズが乗ったりするポイントは特に見当たらなかったため、シンプルにピッチが変化する流水音発生機が完成しました。

しかし・・・、

なんといいますか、水の勢いを調節できるだけの便利機能がついてしまいました。

ちなみにこの前の晩、仕事の帰りに電気屋で、叫び声とアラーム音が交互に鳴るというキャッチコピーに惑わされ、いい感じの防犯アラームを買ってきて、

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喜び勇んでサーキットベンディングを試みたのですが、やってもうまく行かず、サーキットベンディングを諦めました。

そのあと、妻に「サーキットベンディングできなかったから、つかう〜?」と聞いたところ、めちゃくちゃおこられました。

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 流水音発生機とくらべ、基板の作りに大差はないのですが、出来ないものは出来ない。はっきり行って、賭けなわけです。