My music instruments hacks & circuit bent collection

2007年ごろより東海地方を中心に現在も活動中の、楽しい和太鼓と缶カラ三味線とサーキットベンドのバンド 「世紀マ3」のサーキットベンディング担当です。 ライブで使う楽器をGoogle Photoに全て掲載しているほか、一部の楽器の制作過程をYoutubeでも公開しています。 モノが見たい、など問い合わせありましたら、Twitterへお願いします。

番犬ガオガオなど、あいかわらずこういうおもちゃをサーキットベンディングしているというはなし

今回は、こんなオモチャもサーキットベンディングできましたよ、という小ネタです。 いつものように、ハードオフ巡りをしておりますと、久々に、なかなかの見た目のおもちゃに遭遇しました。

どこかでみたことあるな、と思って調べたところ、「番犬ガオガオ」というおもちゃだそうです。 初登場は1992年、なかなかのロングテール製品でして、初代は「スーパードッキドキ番犬ガオガオ」という名前だったそうです。 Youtubeなどでも、そのプレイ動画をいろいろみることができます。 私が見つけたこれは、「もっと番犬ガオガオ」という、ちょっと前の番犬ガオガオにあたるようです。

www.megahouse.co.jp

おわかりでしょうか。犬の台座にスピーカーの穴が見えます。おそらく、凶暴な吠える声が出るのでしょう。 ピッチベンドすると見た目とのギャップがおもしろそうです。

早速分解。予想通り、難なくピッチベンドのポイントがありました。 ですが、台座に全ての基板が格納されており、ガオガオくんの頭部やボディにボリュームノブなどのいかついデコレーションをしなくても済む構造です。それでは面白くありませんから、配線が外に出てもよいので、ガオガオくんの頭部に色々部品を仕込むことにします。

さて。見た目はなかなか面白いものの、ただピッチベンドするだけでは面白くないので色々ショートさせて遊んでいたら、本気でどこかが壊れたらしく、電源を入れるたびにガオガオくんが寝ている時のSEや、わんわん吠える声など、出音がバラバラになり、動作が安定しなくなってしまいました。まいった。何度か電池を出し入れしたり、適当なところをショートさせると復活するのですが、ボリュームをひねるとたちまちハングアップしてしまい、ガオガオくんが気絶します。

割と最近のおもちゃ(2012年製)でもあり、ベアチップ実装のすぐ隣のチップ抵抗がベンドポイントなのですが、いじりすぎるとたちまちチップ抵抗が乗ってたパターンが剥がれ、再起不能になってしまいます。おそらくその直前の状態で首の皮一枚で繋がっているのですが、もうちょっと安定するように手を加えてみようと思います。

そうそう。先日、ちっちゃいピカチュウのおもちゃを発見し、

なんと、ピッチベンドポイントを発掘することができました。

youtu.be

「すわ、新種のピ◯ルミンか」と小躍りし、いろいろ試していたのですが、あえなく昇天してしまいました。どれだけ経験を積んでも壊れてしまうときには壊れてしまうものです。はい次。ということで、子育てに忙しい身ではありますが(このあたり語りだすと、途方もない)マイペースに続けていこうと思います。