1歳3ヶ月になる息子がスイッチ類を触りまくるので、おもちゃを作りました。
話には聞いていましたが
1歳を過ぎると子どもというものは、とにかく引き出しを開けたり、物をどこかへやったりとするわけですが、とりわけうちの息子はスイッチ類をさわりまくります。キッチンの換気扇のスイッチや、空気清浄機のスイッチなど、パチっとやって、押したら光る、何かが動くというそのことに興味を持っているようです。
しかし、こちらが意図せぬタイミングでスイッチを押されたりするのは困りもの。イタズラをするたびに、息子をスイッチから離れた場所へ連れて行くのが日常です。
そんなある日
近所の地域では大きめなカインズホームで配線器具が大量に売っていることを思い出し、息子専用のスイッチのおもちゃをつくろうと、買いに出かけました。
作ろうとしたものはとてもシンプルなもの。スイッチと、取り付け枠やパネル、そしてそれらを露出増設ボックスに収めました。
※ちなみに、規格にあったスイッチを色々選べます。
ちなみに総額は1,200円ほど。構成する全てがおもちゃを超えた贅沢なホンモノであることを考えると、ある程度納得することができる値段です。
たいそうなものではない
光ったり、音が出たりといったちょっとした仕掛けは、日頃勤しんでいるサーキットベンディングを通した電子工作の心得でつくれたかもしれません。ただ、そんなたいそうなものを作ろうとは思いませんでした。 私は電気工事士の免許?もありませんし、・・・自分のハンパな電子工作物では息子にどんな危険があるかわかりません。
スイッチや、コンセントを模した子ども向けの安全なおもちゃや、ガチャガチャでもこうしたものの「あえての」ミニチュアなどもあるようですが、今回のミッションは自作のスゴいおもちゃを作ってあげることではなく、息子専用のスイッチのおもちゃをつくってあげることです。おもちゃづくりや電気工事のアマチュアである私の精一杯はこの程度ですが、充分でしょう。
カチカチする触感と見た目が、息子がいつも触ろうとしている「アレ」であれば、おもちゃとしても成立するだろうし、あわよくば、換気扇へ近づく息子をリビングへ連れ戻す難を逃れることができるかもしれぬ。
「これでどう?」「カチカチするのだけで楽しいでしょう?」と、息子とコミュニケーションできた気がします。
なお、この件をTwitterで紹介したところ、本来の活動とは桁違いの反応が得られました。本職の電気工事士と思われる方からも、「これならニッコリ」的な反応など。
ウケてます pic.twitter.com/5iHK8uS871
— 世紀マ3 シンセ担当 (@banzainuigurumi) May 8, 2022
やっていることは技術的に大したことなくても、このアイデアをもとに誰かが何かを思いついたり、自分もやってみようと刺激するような活動をつづけているつもりなので、その辺りが伝わると良いなと思いました。
なお、今日現在、このスイッチのおもちゃを渡すと、カチカチとしばらくさわりはするものの、換気扇のスイッチをハタと思い出してそっちへ行ってしまうという事態も起きてしまっています。