My music instruments hacks & circuit bent collection

2007年ごろより東海地方を中心に現在も活動中の、楽しい和太鼓と缶カラ三味線とサーキットベンドのバンド 「世紀マ3」のサーキットベンディング担当です。 ライブで使う楽器をGoogle Photoに全て掲載しているほか、一部の楽器の制作過程をYoutubeでも公開しています。 モノが見たい、など問い合わせありましたら、Twitterへお願いします。

MakerFaireTokyo2019 サーキットベンディング・マーケットで売れたもの

MakerFaireTokyo2019で有料頒布してきました。

かれこれ2017年から数えて東京は3度目。回を重ねるごとに出品する量は増えていったのですが、今年はMakerFaireKoyotoにも出展したことや、2018年以降はそのペースは少し落ちたこともあり、展示の仕方を工夫したいなと考えていました。とはいえ出すものを絞るのは忍びない。

というわけで今回は初めて出店料も払い、Commercial Makerとして申請。物販をしてみることにしました。その名も「サーキットベンディング・マーケット」。

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サーキットベンディングしたゲームボーイと、おもちゃ類、それに加えドラムマシンや電子ギターなど、もともと楽器だったものもできる限り展示しました。

「販売してます」のボードは掲げたものの、レジも何もありません。値札はおかずASKとし、そのうえで来場者の皆さんの反応をみたり、その他いろいろなコミュニケーションをねらいました。

ちなみにこのサーキットベンディングしたゲームボーイエゴサーチしづらいなということで名前をずっと考えていました。このことについてつぶやいてみたところ、フォロワーの皆さんからいくつかアイデアを頂きました。中でもKaseoさんがつぶやいてくださった「ベンドボーイ」が意味としても呼びやすさとしてもいいな、と思いましたので以降はベンドボーイと呼んでいくことにします。

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相変わらずベンドボーイはおかげさまで反応がよく、チェーンソーやチャイム、キャラクターものやキーボードなども、見たことあるものがサーキットベンディングによってヘンテコになるさまを子どもにも大人にも楽しんでいただけたようでした。

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オモチャ類の方は理解が得やすかったですが、大量のベンドボーイは「これはなんですか?」という質問を数多くいただきました。自分が本来はバンドマンであること、そのためのノイズ楽器であることまでは見た目だけではやはり伝わりづらいようです。ただ、写真や動画はたくさんの方に撮っていただけました。

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ということで、値段は非公表とさせていただきますが、来場者の方の手に渡った作品をご紹介します。

ハイパースナイパー3rd

令和になった途端「西松屋光線銃」の名で突然流行をみせた、サーキットベンディングされたオモチャの光線銃です。

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厳密に言うと、これは西松屋光線銃ではありません。確かに西松屋でも取り扱いがありますが、このハイパースナイパーはトイザらスでも手に入れることができます。また、西松屋光線銃よりも高価で、約800円します。

購入された方がその原価を知って何を思うかは置いときますが、とにかくこのハイパースナイパーはシンプルにピッチベンドを施しただけではあるものの、パッケージングの難易度が高く、「イィ〜〜〜〜!!!!」ってなります。また、ノブを付けるための加工にも工夫があり、わたしの最新作でもあることからそれなりの価値ある逸品と言えましょう。西松屋光線銃よりも音のパターンが多く、味わい深いです。購入してくださったのは社会人の女性でしたが、職場に持っていけばバカウケだと思います。

ベンドボーイ

いつの頃からか、わたしの代表作(自称)となりました。サーキットベンディング ゲームボーイと日本語で検索すれば、ほぼわたしのベンドボーイが出てくるまでにはなりました。

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VGAOUT付きや、軽量化したモノなどは価格設定を高くしていたのですが、全てノーマルバージョンのものを選んでいただきました。ソフトに何が入っていたかをメモするのを忘れましたが、皆さんそれぞれ音の出方を吟味していただけていました。

さてこのベンドボーイのディスプレイは通常のものに加えネガポジ反転させたものや、あえて縦線・横線が入ったものを用意しています。特に縦線・横線があるものについてはピッチベンドした際映像の乱れが大きく、絵的に美しいと私は思っています。通常のものは普通にゲームも楽しめます。

ベンドボーイはソフトによって出てくる音が変わるので、ソフトの中古探しも楽しめます。また、ソフトも種類もそうですが、特定のシーンですごい音が出たりもします。

青いキーボード

ハードオフのジャンクコーナーで見つけたキーボードです。SDカードを挿すことができ、MP3の曲に合わせて演奏することができます。

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ただ、このキーボードに施したピッチベンドは内蔵の音色にしか効果がありません。とはいえ、2つつけた可変抵抗はトグルスイッチと組み合わせることでものすごいノイズに高低差がつきます。めちゃうるさいサーキットベンディング・ギアです。

サーキットベンディングに要した時間も短く、手軽なものでしたが、かけた手間と、出てくる音は特に関係ありません。ちょっとしたことでとんでもない音が出る良いお手本です。

ピカチュウの走るオモチャ

これもハードオフで発見。おへんじピカチュウ(ピカルミンの素材)と空目してしまったオモチャ。

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ただし似て非なるもので、腹部にタイヤがついており、スイッチを入れると突然走り出す、危険なオモチャです。ピッチベンドが可能とわかった瞬間、走るピカルミンモドキができるかも!!と躍起になりました。ただ、残念ながらセリフが「ピッピッピッピッピ〜ピッカ〜〜〜〜!」など、ひとクセあるモノですし、だいいち、背中のツマミで操作しようにも走ってどっかへ行ってしまいます。

 ただ、そこはフォトレジスタを備えることで、暗いところへ突撃するとなき声が低くなるという面白い効果を得ることができました。

KAWAI GB-2

初期の作品です。そもそもサーキットベンディングを始めたのは、こうしたもともと楽器だったものをグリッチさせたいことがきっかけでした。

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ギターの練習用のリズムマシンのようで、リズムパターンが入っています。その中のICをショートさせることで独特のグリッチサウンドを生み出します。カシオトーンでも同じことができますが、カシオはカシオっぽいグリッチ音だったりします。聴く人が聴けばカシオのグリッチだな、とわかるわけですが、そこはKAWAI。あまりモノとして見かけない分、出てくるグリッチ音もそれなりにレア。ギターの練習用でもあることからオーディオINも備えており、グリッチにプラスしてディストーションぽい効果や金属的なノイズも乗せることができる傑作です。

TR-626

これも初期の作品です。ジャンクのくせに9,000円した代物です。液晶が少し見づらくなっていますが美品といえば美品です。

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箱・マニュアルもセットでオーナーの手に渡りました。詳しくは以前の記事にも書かれていますが、これについてはとあるサイトのTR-505のレシピを参考にしました。グリッチというよりは、プリセット音を独特の音に変えるサーキットベンディングです。テストしていませんが、MIDIもおそらく機能する、汎用性も高く、コレクション魂をくすぐる逸品です。

BOSS DR-550

小さいボディからは想像できないものすごいノイズ音が出ます。内部に残されたスペースも限られていて、パッケージングもそれなりに工夫が必要でした。

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ICをショートさせることで音が勢いよく変化します。スイッチを入れた途端液晶もバグりますが、なんとか操作してリズムパターンを組むことができれば、オリジナルのハーシュノイズ・ジェネレーターとしてライブでの活躍が期待できます。電池駆動しますので、通勤時にも楽しめます。

カウンターチャイム(チャイミン)

わたしが行うサーキットベンディングのワークショップのモチーフにもなった、電子チャイムです。

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展示においても、サーキットベンディングとは?が最も伝わりやすい、これまた傑作です。「ピ〜ンポ〜ン」という、オモチャやドラムマシン、などよりも聞き慣れた音がサーキットベンディングにより腰が抜けるおとになるさまは一聴の価値ありです。

一度触ると病みつきになり、しばらく触っていられます。結構な音量なので、アパート住まいの方は過度な使用は近所迷惑の恐れアリです。日常生活でも目に触れることがまれにあるため、ドキッとします。

ネコのおもちゃ

トースターに扮した、有名なネコのキャラクターのオモチャです。

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「こ〜んがり焼けたよ!」「チーン」といったセリフをピッチベンドできます。手のひらサイズなので、鼻に仕込んだフォトレジスタを手で覆えばネコちゃんの声が禍々しい声に変化。その状態で可変抵抗をひねると更にとんでもないことになります。

なんだかんだ言って楽器なので、わたしの実演を見てそのアメイジングな出音に感銘を受けていただきもらわれてゆきました。あまり見ないものでもあり、一点物としての価値もあろうというもの。フォンジャックもついているので、これもライブで使うことができます。

100円ショップで売ってた銃にブッダマシンを仕込んだもの

100円ショップで売っていた銃のオモチャがサーキットベンディングできなかったので、同じくサーキットベンディングできなかったブッダマシンを仕込んだものです。

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最後にもらわれていったものですが、これはサーキットベンディングしていません。銃のハンマー部分が、ブッダマシンのボリュームになっており、一応光ります。引き金を引くとお経が流れる。そのアホらしさを気に入っていただき、もらわれてゆきました。

 

もっと売れたらどうしよう、とか考えていましたが、積極的にセールスしなかったので、実際はこんなもんでしょう。有料頒布については、今後やるかどうかはわかりませんが、お問い合わせはいつでも受け付けております。ツイッターでフォローのうえ、DMなどお送りください。

twitter.com



 

最新のサーキットベンディングの鉱脈「西松屋」

西松屋光線銃」という言葉が、近頃サーキットベンディング界隈でトレンドとなっています。一体どういうことなのでしょう。

ある休日、サーキットベンダーのKaseoさんがTwitterで紹介しているのを見て、そういえば家の近くに西松屋があるな〜と思いたち、私も早速西松屋へ出向いたのでした。

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Kaseoさんの言う通り、おもちゃコーナーにその光線銃は並んでいました。初めて買った上記のモデルは、少しパッケージングに手間取ったものの、難なく下記の通りサーキットベンディングできました。

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ところがその後、Twitter上でたくさんの方がこの西松屋で売っている光線銃を「西松銃」や「西松屋光線銃」と称して腕試しをしているではありませんか。こうなるともうブーム。私はもう一度西松屋へ向かい、いくつか買い込んできました。

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すまん、ちびっこたち。この店の光線銃の残りふたつを買い占めてしまいました。

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ものとしては399円と、新品のサーキットベンディング素材としてはかなりお手頃価格。

www.24028.jp

前回のサーキットベンディングを思い出しながら、増産をすることにしました。ちなみにこの光線銃のオモチャ、光線銃の割に造形が有機的で、内部も複雑。そしてネジがとても多い。それだけしっかり固定できている気もしますが、よくできているオモチャは総じてネジは少ないもの。開けてみると、ビニールテープで絶縁された基板が二枚入っていたりと、なんか行き当たりばったりな設計がみて取れます。

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ここで注意です。Kaseoさんによると、使用されている基板にいくつかのバージョンがあり、物によってはチップ抵抗が備わっておらずサーキットベンディングできないとか。値札に記載されている型番で、サーキットベンディングの可不可が判断できるそうです。

 しかしKaseoさんは、いくつ買ったんでしょうか。。。、

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黒い悪魔、ブラックスライムの左側、見えるでしょうか。小さいチップ抵抗があります。そこがピッチコントロールのベンドポイント。

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チップ抵抗をどけたあとは、あまり熱しすぎると基板のパターンが剥がれてしまうので注意です。一旦剥がれるとはんだが乗らなくなります。

そうした場合でも、コーティングされている部分をカッターで削って端子を無理やり露出させるなどし・・・なんとかなることがありますが、すぐハンダが取れやすくなるなど、事態は深刻になります。

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今回は2MΩの可変抵抗を銃身の中ほどにある謎の球体の中に装着しました。なお、可変抵抗の片足にクラッシュ防止の10Kのカーボン抵抗を追加しています。ちなみに、この光線銃の場合、クラッシュすることなくものすごい高音が出るだけで無事なのですが、もう少し最高音をマイルドにしたかったので、抵抗を挟むことにしました。

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MakerFaireKyoto2019に出展してきました

2019年5月4日-5日にけいはんなオープンイノベーションセンターで開催された、MakerFaireKyoto2019に出展してきました。出展したものは、恒例となってしまったサーキットベンディングしたゲームボーイと、おもちゃです。

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ありがたいことにブースへの来訪が止まらず、これまでのMakerFaireの展示の中で最も、自分のブースから離れることができませんでした。要するに他の展示をほとんど楽しめておりません。写真も自分しか撮ってません。

これまで東京2回、大垣、京都とMakerFaireに出展してきましたが、回を重ねるごとに出品数が増えているとはいえ、自分の展示はマンネリ化しました。毎回新しい出会いもあるうえ、サーキットベンディングというプロジェクト自体には終わりはないので、アップデートは続くのですが、前回出したものを配置換えして出すだけってのは意味ねえな〜、と感じたので、次回は来場者としてMakerFaireに参加したいと思いました。

自家用車での来場不可なうえ、京都ではなくほぼ奈良だったりして、お客さんくるんかな??と心配していましたが、予想外のお客さんが来場してくださいました。「やべえ」と「なつかしい!」と「これはなんですか?」がいただいたコメントTOP3でした。

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でも、ヒゲキタさんのドーム3D映像みたいに、誰かに勧めたいから、またやってほしいな〜という展示もありますよね、そういう作品も目指したいものです。

makezine.jp

サーキットベンディングしたゲームボーイを、展示台に並べる

今日は天気が良いので、MakerFaireKyoto2019の展示用に、サーキットベンディングしたゲームボーイの展示台を作ることにしました。

MakerFaireTokyo2018では床においたのですが、やはり展示である以上、それなりの見栄えを意識したいものです。本当は棚を作ろうとしましたが、コケたら危ないのと、持っていって現地で組み立てるのがしんどそうなので、台を作ることにしました。

まずは天板となる板ですが、1800×900のいわゆるベニヤ合板とか、コンパネを買ってこれば早いのですが、重いうえ、ボヨンボヨン反ってしまうという弱点があるので、ベニヤ板に角材をボンドとガンタッカーで打ち付けて作ったパネルを利用しました。なお、柱となる角材はベニヤ合板をホームセンターで切ってもらうと安上がりです。

あまりイメージしづらいかもしれませんが、約10kgと言われるベニヤ合板に比べると羽根かと思うくらい軽く、持ち運びしやすい。ちなみに実はこのパネルは私は作っておらず、妻が以前作ったものです。すげー。

絵画用のパネルを注文して買うのも手だと思います。

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台の足となる部分には、ソーホースや架台を利用すると良いと思います。今回はイケアのLERBERGという商品を使いました。1台1500円と非常にリーズナブル。Amazonだと倍の値段くらいが相場のようです。

そのまま載せただけだと天板が軽すぎたり、ズレたりして危ないので裏をクランプで留めると良いと思います。

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ゲームボーイを70台ずつ載せています。

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うっとり・・。

 

トイレの流水音発生機をサーキットベンディング

先日のファミマのチャイムに続き、今回はトイレの流水音発生機がターゲットです。最近、バンド活動をしていないせいか、目的がノイズマシン制作ではなくなってきています。

今回のきっかけは見知らぬ方のツイートで、音姫的なものがバグっている映像でした。

ファミマのチャイムができるのであれば、音姫的なトイレの流水音発生機もサーキットベンディングできるのでは。しかし、ツイートで見たINAX(当時)製の流水音発生機はもう発売されておらず、少し調べたところ、中古で6,000円以上しておりました。

流石に成功する確証もないサーキットベンディングの素材に6,000円はつぎ込めないということで、約700円ほどで手に入るオーム電機社のミニ流水音発生機♪を仕入れました。

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ボタンを押すと本物ソックリな流水音が、約25秒間流れ、トイレの用足し音を消します。音量80dB。

約25秒間というのが購入の決め手。ループスイッチがつけられることはこの時点ではわかりませんから、ピッチベンドやノイズの音源としてはある程度の長さが求められます。サイズもコンパクトで、単三電池2本で動作することもよいです。

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これは開けたところ。この瞬間が一番緊張します。なにせ、基板を見ただけでサーキットベンディングできそうかどうかはある程度めぼしがつきますので・・・。

見た目としては、怪しい部類。いくつかのチップ抵抗はついてますが、ピッチを制御する基板とは限りません。恐る恐るいろいろ触ってみると、基板の左側でピッチが変化しました。

チップ抵抗の変わりに1MΩの可変抵抗をつけてみました。

その他にはノイズが乗ったりするポイントは特に見当たらなかったため、シンプルにピッチが変化する流水音発生機が完成しました。

しかし・・・、

なんといいますか、水の勢いを調節できるだけの便利機能がついてしまいました。

ちなみにこの前の晩、仕事の帰りに電気屋で、叫び声とアラーム音が交互に鳴るというキャッチコピーに惑わされ、いい感じの防犯アラームを買ってきて、

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喜び勇んでサーキットベンディングを試みたのですが、やってもうまく行かず、サーキットベンディングを諦めました。

そのあと、妻に「サーキットベンディングできなかったから、つかう〜?」と聞いたところ、めちゃくちゃおこられました。

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 流水音発生機とくらべ、基板の作りに大差はないのですが、出来ないものは出来ない。はっきり行って、賭けなわけです。 

ファミマの入店音のするチャイムをサーキットベンディング

ある日、ツイッターを眺めていたら、ファミマの入店音のするチャイムがものとして売られていることを知りました。以前、オープン工業社製のカウンターチャイムというものをサーキットベンディングしたことがある身としては、これは是非挑戦してみたいもの。というわけで、チャレンジしました。

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モノはパナソニック社の「メロディサイン」という商品。Amazonや、ホームセンターで3,000円ほどで売っています。公式サイトは以下。

サイトにサンプルがおいてあるのでリンク。

メロディ1 

メロディ2

電子音ピンポン3回

プルプル(ファミリー)

とありますが、メロディ2はまさに、ファミマの入店音。詳しくはわかりませんが、あの音はファミマのオリジナルの音ではなく、このパナソニックのメロディサインの音だったようです。

詳しくサイトを見ていると、1984年に発売されたもののようです。35年前から変わらない音・・・

中の回路も、ざっくりした作りになっており、チップ抵抗ではあるもののサーキットベンディングはしやすいです。ICもブラックスライムではなく、足がちゃんと生えています。

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上の状態からさらにプッシュスイッチを仕込んで、楽器っぽく仕上げました。

いかがでしょうか。

ホームセンターにも、お知らせチャイムという商品でいろいろな形が売られています。中央に写る「ニューサインポン」という商品は音が少し違うようで・・・

ピンポン

という音がなるようですね。値段はカウンターチャイムと同じくらいですが、手軽にホームセンターで手に入るのはいいですね。

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さて。ELPA社製のお知らせチャイムという製品は、500円というかなりリーズナブルなものです。ピンポーンという音だけだったとしてもカウンターチャイムよりも半額以下で買えてお得だ!と思い、一つ試しに買って帰ったところ・・・

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サーキットベンダーの敵、黒い悪魔、ブラックスライムにすべてが覆われており、サーキットベンディングはできませんでした。(大人買いするところだった・・・)

 

ドクター・マーチン1461がUK製かどうかを外見で見分ける方法はあるのか

バンドマンなので、先日ドクター・マーチンを買いました。3ホールの1461が履きやすそうだな〜と思い、以前からねらっていました。

ところで、ドクター・マーチンは例えば、同じ1461というモデルでも、中国や、タイで生産されているものと、本国イギリスで生産されているものの2種類があり、値段が全然違います。

こっちがお手頃価格のほう

www.drmartens.com

UK製の、こちらは高価

www.drmartens.com

見比べても中敷きのプリントや、ソールにMADE IN ENGLANDと書いてあるか無いかの違いしかパッと見はわからず、せっかく高いカネだしてUK製を買ってもなかなか気づいてもらえません。

ちなみに、米国ニューバランスのスニーカーも、MADE IN USAかどうかでもてはやされ方が違いますが、あっちはモデルナンバーで見分けることができましたし、最近では576や996でもUSA製でないものがありますが、アジア製のものはなんとなく形がユルめ作ってあるようなので、見た目でわかりました。ただし、このドクター・マーチンの1461はパッと見わからん。

なんか違いはないかな〜と思って、近くにあるブランド物のリサイクルショップで同じ1461のキレイなもの(UK製じゃないもの)が置いてあったので、ジロジロ見ているうちに一つ発見しました。

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かかとの部分の革の断面が、自分の履いているUK製は革の色そのままで、UK製ではないものは黒く塗られておりました。

ちなみに、UK製のものは本国では£150で売られておるようで、完全に日本はおま値と言えましょう。(UK製以外は£115)

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他にも上から見たときの輪郭とか異なりますが、そんなのパッと見はわかりにくいので、このかかとの革の断面の色に皆さん、注目していただいて、ああ、あの人はUK製履いてんだな、としてください。

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他に見分ける方法あれば教えてください。