子連れでMakerFaireKyoto2023に出展した話
4年ぶりの開催となった、MakerFaireKyoto2023に参加してきました。今回は、我が子と妻合わせて3人での参加となりまして、まさに家族で展示するというところのチャレンジで得られたことがたくさんあり、そのあたりについて語ろうと思います。
自分の展示はどんな展示だったか
自分の制作活動の性質上いかに多くのものを作り続けているかを伝えたい思いがあったのですが、毎度、持って行きすぎて、持って行ったものの満足に机に並ばず、結局誰にも見られることがなかったといったことが続いています。 そこで今回は目玉となる展示を、昨年のMakerFaireTokyoで発表した「サーキットベンディングした基板を水槽に入れたもの」(名前はまだない)と、例のサーキットベンディングしたゲームボーイ群と、昨年作った作品などに厳選して臨むことにしました。
サーキットベンディングしたゲームボーイ群は実を言うと昨年のMakerFaireを最後に、メインで展示しないつもりでいました。しかしどうにもブースのウケがよくなく、予備で持ってきた(そのあたりがそもそもヒヨっている)いくつかを緊急発進させたりなど、結局言いたいことがよくわからない展示となったことが反省点としてありました。というわけで今回は開き直って、またもう一度サーキットベンディングしたゲームボーイを名刺がわりに展示し、新しい「サーキットベンディングした基板を水槽に入れたもの」を展示するという方向性としました。
アメリカンフェンス
以前から、大量のサーキットベンディングしたゲームボーイを壁面で展示したいという漠然としたイメージがあり、有孔ボードをつかうことなどしばらく思案をしていたのですが、どうにもゲームボーイの背面にたとえば穴を開け、ボルトで固定することなどには抵抗がありました。そんな中、ホームセンターで見かけたフェンスに目が止まり、ゲームボーイの裏蓋に穴を開けて、フェンスに結束バンドで固縛するという方法を閃きました。なお、穴をあける裏蓋は、aliexpressで互換品を安価(30円〜)で大量に購入し代用しました。アナーキーな雰囲気も出てとてもよろしい。
ちなみにチャイルドシートを乗せた状態でこのフェンス3枚を載せようとしたところそのままでは載らず、フェンスでの展示を前日の夜の時点で諦め、床面にたくさん並べる方法に切り替えようとしていました。しかし妻からの「無駄なものは省いて、フェンスの展示をすべき」という叱咤激励を受け、フェンス2枚分は会場現地でゲームボーイを装着する計画とするなどしたうえで、ものの数で圧倒する展示を避け、サーキットベンディングしたゲームボーイの壁を作るという当初の方向性に立ち戻ることができました。家族のおかげです。
なお、このフェンスはアメリカンフェンスと呼ばれており、搬入の際にもオライリーの田村さんに、アメリカンフェンス(というワードがスッと田村さんからでてきた)はいわゆるMakerFaireらしい世界観も出ていると、注目、感心していただけて、妻のいうことを聞いてよかった、と思いました。はい。
何を伝えようとしたか
これらは何かマイコンを仕込んでおかしな音を出しているわけではなく、基本的にただショートさせているサーキットベンディングというものであること、サーキットベンディングについて、私が発明したことではなく、自分もやってみたいと思ったことがきっかけだったこと、世界中でやっている人がいること(まちがえて世界中の人がやっていること、とひとりの若者に言ってしまい言い直しました)のほか、電子工作といっても敷居は低く、楽器はモノとして成立させやすいことなどの説明をしました。
また、こうしたMakerとしての活動や表現は自分にとっては美術やデザインとはまたちがう世界であり、MakerFaireやMakerムーブメントによって美術やデザインが出自である自分にとっての「シュミ」であることへのネガティブな印象、コンプレックスが改まったきっかけとなったことなどをお話ししたりしました。このあたりはおもに美術家やデザイナーとお見受けした方との会話の中で、積極的に話題にしてみました。
家族での出展
家族での出展ということで、私だけでなく妻も疲れることはわかっていたのですが、決して子どもを連れていくということは足枷でもなんでもなく、逆にコミュニケーションをとるうえでとても効果的でした。同世代の子どもをもつ方とはもちろん、子ども連れの方がMakerFaireに足を運ぶ意図などとてもよくわかるようになりましたし、そのための自分の説明にも工夫が求められました。家族のおかげです。
ちなみに、MOBIUM(入口のバスのオーナー)の河村くんも、おぎモトキさんも今回家族全員で参加されていました。うちの子ども(2歳)にとっても、他のブースで同世代の子どもと関わることは、とても良い体験になったはずです。
また、こちらが家族連れであることは、来場者の方にとって自分は何者であるかの説明の一助になってくれました。プレゼン、登壇時の資料の最初の方に、家族構成や写真を入れる、アレです。家族がいなくても別の方法で何者かを伝える方法は山ほどありますが。
あと、なぜか妻による説明の方が食いつきが良いです。なんだか悔しいですが、その点でも大いに助けてもらいました。 家族での出展は、搬入出含め展示における助け合いだけでなく、家族でMakerFaireを同時に楽しめるというメリットもあり、一人での展示とは違う有意義なものとなりました。
4年ぶりの懇親会
今回のMakerFaireでは、とても久しぶりに懇親会が開催されました。MakerFaireの懇親会はとても面白いです。たとえばですが、今回初めてお会いした自動制御ロボの製作をされている山口さんのポケットから、超音波浮揚実験装置なるものが出てきたり、他のテーブルでも同じような事件が多数発生します。うっすらバズりました。
飲み会で、スッとこういうのをポケットから出してくる人がおって飽きない #MFKyoto2023 pic.twitter.com/pjNsq43D53
— 世紀マ3 シンセ担当 (@banzainuigurumi) 2023年4月29日
また、作品の話だけでなく、普段何をされている方なのかや、どういった大人になりたくてどういう勉強をしてきたか、子育てとの両立や、仕事が忙しくてもどうやって時間を捻出しているのかなど、作品の周辺のことを聞いて回るのも参考になります。事実、これまでも懇親会をへて距離が縮まったMakerさんもたくさんいます。懇親会はとても有意義です。
総括
懇親会の復活や、家族での出展であったことに加え、幸いなことに知人のほか、以前から会いたかった有名人の方も家族で訪問いただいたりなど、昨年のMakerFaireTokyoよりもとても得るものがありました。 初日の後半から雨が降り始め、2日目も小雨が降っていましたが、会場前には4年前同様の行列もできたり、京都でも静かなところであるにもかかわらず多くの人出でした。会場で売られていたお弁当とサンドイッチ(お店の名前忘れた)も、とてもおいしかったです。
写真はMakerFaireKyotoの帰り、甲南PA上りで休憩したときにルームランプに照らされた愛車の後部座席です。
知的活動に欠かせない「おやつ」について
子どもを授かってからというもの、ペースは落ちましたが、サーキットベンディングは続けております。しかし、思うようにまとまった時間が取れなくてストレスが溜まり、ついつい手が伸びてしまうのはそう、「おやつ」。なお、今回も電子工作やサーキットベンディングの話ではありません。 私はおやつが大好きです。夕食後もほぼ毎日、甘いもの、からいもの問わず、おやつは知的創造に欠かせないものとして嗜んでおります。電子工作に勤しんでいるときは、コーヒーや場合によっては電子タバコを喫していますが、その集中力が切れたり、気が乗らずに漫画や映画を見ている時に、おやつは誰しものそばに、います。
今回はそのおやつについて、単に私がいまハマっているものをご紹介しようと思います。 ちなみに、我が家ではお菓子や菓子などと呼ばず、「おやつ」と呼んでいます。おおひなたごう先生の名作漫画「おやつ」のファンだからです。
さて、私は偏食家であり、食に関してあまり「冒険」をしません。40年以上生きていますから、今までサーキットベンディング、電子工作含め色々な失敗を繰り返してきました。食に関してもそう。食はかずある楽しみのうちの一つですが、そのプレジャーのためにそうそう、失敗はしたくありません。今回は、その中をかいくぐった選りすぐりを紹介するつもりですが、ここで私がいくらおすすめしたとて、皆様の口に合うかどうかはわかりませんので、その辺りはご了承ください。 なお、地域限定のおやつではなく、全国どこでも手に入るであろうものの中からのご紹介です。
ベビースターラーメン丸
いきなり、本命のご紹介です。実はこのおやつの魅力に取り憑かれたのは最近なのですが、おすすめポイントは公式WEBサイトに丁寧に説明されています。曰く、ベビースターのおいしさを小さな粒に詰め込んであり、一口サイズでボロボロこぼれる心配がなく、気分転換にパクッとできてしまいます。炭酸飲料やビールにもぴったりですし、なんぞチョコ系の甘いおやつと同じ皿に混ぜて交互にいただくなど、贅沢の極み。職場に一袋持っていって、シゴト中にボリボリできてしまいます。弱点は近所のカネスエでは取り扱いがないくらいです。小袋に入っているのも評価点で、のこったベビースターの粉を最後にザーっといけるのも幸せの極みです。
エブリバーガー
www.bourbon.co.jp それまでは、こういったチョコとなにかしらを組み合わせたおやつといえば、私の中ではパイの実でした。ですが、このエブリバーガー「まだ現役やったんか!」と言う驚きとともに食したところ、ただのチョコとビスケットの組み合わせだけではなく、ごまを模したギミックなどその独特の食感に驚嘆しました。懐かしいおやつというものはその頃の記憶も蘇りますし、なにしろ「おやつとはどういう存在であったか」を思い起こさせてくれます。しかもカルシウムたっぷり。パッケージ内の塗り絵と間違い探しはしばらく同意匠の内容が続いている気がします。また同企業はアルフォートなるチョコとビスケットのスーパースターを擁していますが、わたしはこのエブリバーガーがコスト面で優れていると思っています。
かっぱえびせん
www.calbee.co.jp おやつの読売巨人軍、カルビー社はおやつのスター選手をいくつも擁していますが、私はそのなかでも6番、7番打者であろうかっぱえびせんのファンです。ですが、コレのみで楽しんでいるわけではなく、深めのお皿にかっぱえびせんを放出したのち、きのこの山とたけのこの里の袋入りのきのこの山、たけのこの里一袋ずつをブレンドして楽しんでいます。そう。かっぱえびせんは、カレーライスで言うところのライスとして楽しんでいるというわけです。あとかっぱえびせんは、おやつという純粋悪ではなくエビという「おかず」を食べている気になり、何だか罪悪感もやわらぐのです。
香ばしアーモンド仕立てキャラメルポップコーン
www.family.co.jp キャラメルポップコーンというものは、映画館で食べるから美味しいものだと思っていましたし、そうでなく、近所のカネスエで買おうとしてもなかなかに高価なものだと思っていました。ですが、このファミマで売っているキャラメルポップコーンは味もさることながら量もほどほど、価格も100円帯ではないものの、168円(税込)でなかなかのクオリティだと感じています。姉妹品としてチョコがけのポップコーンもあり、そちらも味わいましたが、どちらもなかなかの満足度でした。特に面白いエピソードはありません。エブリバーガーのような童心をくすぐる何かがあるわけでもありませんが、シンプルにおいしいです。いわずもがな、前述のかっぱえびせんを白飯のように同じ皿ににたたえ、アニメや映画のおともとするのもオススメです。
カラムーチョ
koikeya.co.jp スティックタイプのものが古来より知られたカラムーチョですが、いつからかカラムーチョチップスなるものが存在していました。私はかのスティックタイプのカラムーチョは歯応えや口への「運び」の相性があわず敬遠していましたが、このチップスタイプのカラムーチョはその悩みを解決し、一気に私のおやつレギュラーとしてラインナップされることになりました。スティックタイプのカラムーチョの方が高価で、ボリュームも多いのですが、私はこのくらいの量で充分です。ちなみに妻はスティックタイプの方を好んでいますが、なんと箸で食べるという上品なのか何なのかよくわからない食べ方をしています。
番外編①|崎陽軒のシウマイ
kiyoken.com おやつではなくおかずかもしれませんが、ふとしたきっかけで東京へ出張へ出た時は呪いにでもかかったかのように買って帰ってしまうのがこの崎陽軒の真空パックシウマイです。サーキットベンダーKaseoさんの大好物としても知られており、サーキットベンディングの成功のゲン担ぎのために東京出張の折買って帰ってから、そのおいしさに取り憑かれました。東京へ用事があった時、妻も私の帰りと共にこのシウマイの帰りを待つまでになりました。
番外編②|アイスクリーム
シャトレーゼだけでいくつも紹介できてしまいますが、しんどいのでやめます。
続きを読む番犬ガオガオなど、あいかわらずこういうおもちゃをサーキットベンディングしているというはなし
今回は、こんなオモチャもサーキットベンディングできましたよ、という小ネタです。 いつものように、ハードオフ巡りをしておりますと、久々に、なかなかの見た目のおもちゃに遭遇しました。
どこかでみたことあるな、と思って調べたところ、「番犬ガオガオ」というおもちゃだそうです。 初登場は1992年、なかなかのロングテール製品でして、初代は「スーパードッキドキ番犬ガオガオ」という名前だったそうです。 Youtubeなどでも、そのプレイ動画をいろいろみることができます。 私が見つけたこれは、「もっと番犬ガオガオ」という、ちょっと前の番犬ガオガオにあたるようです。
おわかりでしょうか。犬の台座にスピーカーの穴が見えます。おそらく、凶暴な吠える声が出るのでしょう。 ピッチベンドすると見た目とのギャップがおもしろそうです。
早速分解。予想通り、難なくピッチベンドのポイントがありました。 ですが、台座に全ての基板が格納されており、ガオガオくんの頭部やボディにボリュームノブなどのいかついデコレーションをしなくても済む構造です。それでは面白くありませんから、配線が外に出てもよいので、ガオガオくんの頭部に色々部品を仕込むことにします。
さて。見た目はなかなか面白いものの、ただピッチベンドするだけでは面白くないので色々ショートさせて遊んでいたら、本気でどこかが壊れたらしく、電源を入れるたびにガオガオくんが寝ている時のSEや、わんわん吠える声など、出音がバラバラになり、動作が安定しなくなってしまいました。まいった。何度か電池を出し入れしたり、適当なところをショートさせると復活するのですが、ボリュームをひねるとたちまちハングアップしてしまい、ガオガオくんが気絶します。
割と最近のおもちゃ(2012年製)でもあり、ベアチップ実装のすぐ隣のチップ抵抗がベンドポイントなのですが、いじりすぎるとたちまちチップ抵抗が乗ってたパターンが剥がれ、再起不能になってしまいます。おそらくその直前の状態で首の皮一枚で繋がっているのですが、もうちょっと安定するように手を加えてみようと思います。
そうそう。先日、ちっちゃいピカチュウのおもちゃを発見し、
なんと、ピッチベンドポイントを発掘することができました。
「すわ、新種のピ◯ルミンか」と小躍りし、いろいろ試していたのですが、あえなく昇天してしまいました。どれだけ経験を積んでも壊れてしまうときには壊れてしまうものです。はい次。ということで、子育てに忙しい身ではありますが(このあたり語りだすと、途方もない)マイペースに続けていこうと思います。
ステンレスにはステンレス用のはんだ(とフラックス)
恥ずかしながら、ステンレス用のはんだがあることをつい最近知りました。 そして、ステンレス用のはんだをつかうことで、解決したとある問題がありました。
過日製作した、このサーキットベンディング作品。YAMAHAのPortaSound PSS104のとあるICをスクランブルにショートさせるものなのですが、パッチケーブルを使ってショートさせようとするためのΦ3.5ミニジャックをそれぞれ、リード線ではなく針金で繋げています。
ところが完成したと思った状態でパッチケーブルでショートさせようとしても、いまいち反応があったりなかったり。どうやらしっかり通電していないのでは?ということで、よくよく検証をしてみると、使用した針金は家に転がっていたダイソーのステンレス針金でした。
ステンレス針金 約φ0.28mm×30m | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア
あら。ほとんどの場合リード線は銅線です。ステンレスは通電しないの?と思ってググってみたわけですが、まあステンレスも鉄ではあるわけで、ほどほどに通電はする様子。ではなぜしっかりショートしないのでしょう?
さらに観察してみると、針金がプカプカ浮いてたりして、ミニジャックの端子としっかりはんだで接着されていない箇所がありました。 それではしっかりとショートしません。ショートしていたとしても、たまたま針金とはんだのくっついた端子が触れていただけだったのでしょう。
そこで初めて、「ステンレス はんだ」などとググってみて、そのものの存在を知ることができました。スレンレス用はんだ。
こうした、専用っぽいものは使わなくても、ベタな道具や素材(この場合、ふつーのはんだ)でなんとかなるだろ!とおもっていましたが、やはりちゃんと人のハナシは聞くべきです。そして、ステンレス用はんだには、これも使用してくださいとされている、フラックス(はんだづけ促進剤)というものも正直ナメてました。
はんだごてセットを買ったときについていたハンダペースト・・・蓋が開けづらいし、ベタベタするし、そのままほったらかしだったのですが、ステンレス用のフラックスも存在するということであわせて使用してみたところ、気持ちいほどビシバシにショートするようになりました。(今回のケースでは、フラックスのほうが功を奏しているような気もします)
ついでに、スルーしていた道具、はんだ吸い取り器もこの機会に導入。これまでははんだ吸い取り線で難を逃れていたのですが、今回すでにつけてしまっていた大量のはんだを除去する際に活躍しました。
- 専用のはんだ
- フラックス
- はんだ吸い取り器
それぞれ、電子工作歴それなりのクセに、めんどくさがっていたものを導入したところ、目から鱗だったというハナシです。
1歳3ヶ月になる息子がスイッチ類を触りまくるので、おもちゃを作りました。
話には聞いていましたが
1歳を過ぎると子どもというものは、とにかく引き出しを開けたり、物をどこかへやったりとするわけですが、とりわけうちの息子はスイッチ類をさわりまくります。キッチンの換気扇のスイッチや、空気清浄機のスイッチなど、パチっとやって、押したら光る、何かが動くというそのことに興味を持っているようです。
しかし、こちらが意図せぬタイミングでスイッチを押されたりするのは困りもの。イタズラをするたびに、息子をスイッチから離れた場所へ連れて行くのが日常です。
そんなある日
近所の地域では大きめなカインズホームで配線器具が大量に売っていることを思い出し、息子専用のスイッチのおもちゃをつくろうと、買いに出かけました。
作ろうとしたものはとてもシンプルなもの。スイッチと、取り付け枠やパネル、そしてそれらを露出増設ボックスに収めました。
※ちなみに、規格にあったスイッチを色々選べます。
ちなみに総額は1,200円ほど。構成する全てがおもちゃを超えた贅沢なホンモノであることを考えると、ある程度納得することができる値段です。
たいそうなものではない
光ったり、音が出たりといったちょっとした仕掛けは、日頃勤しんでいるサーキットベンディングを通した電子工作の心得でつくれたかもしれません。ただ、そんなたいそうなものを作ろうとは思いませんでした。 私は電気工事士の免許?もありませんし、・・・自分のハンパな電子工作物では息子にどんな危険があるかわかりません。
スイッチや、コンセントを模した子ども向けの安全なおもちゃや、ガチャガチャでもこうしたものの「あえての」ミニチュアなどもあるようですが、今回のミッションは自作のスゴいおもちゃを作ってあげることではなく、息子専用のスイッチのおもちゃをつくってあげることです。おもちゃづくりや電気工事のアマチュアである私の精一杯はこの程度ですが、充分でしょう。
カチカチする触感と見た目が、息子がいつも触ろうとしている「アレ」であれば、おもちゃとしても成立するだろうし、あわよくば、換気扇へ近づく息子をリビングへ連れ戻す難を逃れることができるかもしれぬ。
「これでどう?」「カチカチするのだけで楽しいでしょう?」と、息子とコミュニケーションできた気がします。
なお、この件をTwitterで紹介したところ、本来の活動とは桁違いの反応が得られました。本職の電気工事士と思われる方からも、「これならニッコリ」的な反応など。
ウケてます pic.twitter.com/5iHK8uS871
— 世紀マ3 シンセ担当 (@banzainuigurumi) May 8, 2022
やっていることは技術的に大したことなくても、このアイデアをもとに誰かが何かを思いついたり、自分もやってみようと刺激するような活動をつづけているつもりなので、その辺りが伝わると良いなと思いました。
なお、今日現在、このスイッチのおもちゃを渡すと、カチカチとしばらくさわりはするものの、換気扇のスイッチをハタと思い出してそっちへ行ってしまうという事態も起きてしまっています。
Maker Faire Tokyo 2021に参加するぞ
楽しみにしていましたが、「Maker Faire Tokyo 2021」のオンサイト(対面)イベントは中止となりました。代わりに、YouTube LiveのほかTwitterを使った作品発表の機会があるとのこと。
Twitterを使った作品発表はMaker Faire Kyoto 2020でも実施されましたが、誰でも参加できるものでした。ですが今回のMaker Faire Tokyo 2021では10月2日はオンサイトイベント出展決定者の方のみ、10月3日はだれでも自由参加と、日にちを分けて開催・発信されることとなったようです。
タイムテーブル
10月2日(土)オンサイトイベント出展者専用投稿日
14:00 1日目スタート(公式アカウントから開始のツイート)
14:00-15:00 「キッズ」「教育」「サイエンス」「FOOD」カテゴリー
15:00-15:30 「デザイン」「クラフト」「アート」「FAB」カテゴリー
15:30-16:00 「モビリティ」「ロボティクス」「サイエンス」カテゴリー
16:00-16:30 「エレクトロニクス」「ミュージック」カテゴリー
私のカテゴリーはミュージックに相当しますので、10月2日土曜日の16:00〜となります。写真や動画をツイートするのではなく、何らかの実演をしようと考えています。
というわけで、およそ30分、分解、もしくは制作。YouTube Liveの準備をして、来週末に備えようと思います。
ゆめを、見たの。(加筆)
8月14日未明、大変なことをしてしまいました。ところで、直前にゆめを見ていたのですが、この手のことは暫く経つと忘れてしまいそうなので、今急いでメモを取っています。
#引っ越しの準備を進めている。
もう少し先の流れがあったはずですが、もう覚えていません。記憶はこの引越をするという状態からスタートします。このゆめを見た原因としては、子供ができてからというものサーキットベンディングの制作場所が居間から二階の自室に移動しており、これまでとの違和感をずっと感じていました。 サーキットベンディングの先輩でもあるKaseoさんはアトリエがないと制作できないタイプだとお聞きしたこともあり、制作場所について前日、思索していました。
#荷物を運ぶ途中で学生時代の知人?が何かをしている。
あまり面識のない二人でしたが、たしかに面識のある二人が、何やら背丈ほどの高さを走るレールを組み立てているところでした。場所は学生時代の大学の構内に似た風景でした。 二人がかりで、なにか実験か、作品の展示か、大掛かりな作業をしていました。 ところで、
夢の中に出てくる人、マスクしてない
— SAITA kaz (@kazbo) 2021年8月13日
前日、このさいたさんのツイートに対してなるほどな、と感じたのですが、やっぱりマスクしていませんでした。
#子供ができたことを知人のオカガワくんに報告しながら、荷出しをしている。
どこからか私は荷出しをしています。その途中で知人のオカガワくんに報告していました。ところでうちの子供は世界一かわいいので、知人にどんどん見せびらかしたいな、という欲望は現実にあります。
#場面がかわって、丘の上をだれか(忘れた)とあるいている
「あのあたり(どこの話か定かではない)と比べて、このあたりは・・・」などと、このあたりには木がある・ないの話をしています。誰と話をしていたかは覚えていません。 荷物のたぐいは持っておらず、前後関係は不明、前日みたもののけ姫のエンディングに似た風景でした。
#引越し元(なぜか現住所ではない)へもどり、荷出しをしている
引越し元は、どこかのふるびた研究機関でした。場所もよくわかりません。整理をてつだってくれているのか、見知らぬ外国人が私の様子を見ていました。この内容は覚えているのですが、現実との因果関係は不明です。
#もよおしてきて新しい家の引き出し(プラスチック製)におしっこをしている
場所は変わって新居(?)机の引き出しにあろうことか、おしっこをしています。トイレに行くのが面倒だったのでしょう。なお私は子供の頃、トイレに行くのが億劫でベランダで用を足すということをしたことがあります。何度か。
#離婚ではなくて、別居だよな、とおもいながら、おしっこの勢いがあがってきた
引っ越しをしているという感覚があるのですが、おそらく妻と別で暮らすことになるだろうという意識もありました。ただ、なぜか離婚ではないという安心感はありました。そういう事を考えながら、引き出しに用を足しています。突如、尿道あたりにやけにリアルな感触がありました。
#ここから、ゆめと現実の狭間
ゆめの中でなんかヤバい、とおもい、直感でおねしょかもしれないと感じました。そして、ゆめの中から出ようと試みます。 目覚めると、おねしょをしていました。
量はおそらく、ウォッカ一杯といったところでしょうか。結構な量です。さいわい布団は全く濡れませんでした。 奇しくも、前日、8月13日は大雨でした。
なお、劇場版では、「ゆめを、見たの。」だと記憶してましたが、原作みなおしたところ、「ゆめを見たわ」なんですね。