音痴ファミコン互換機を改造した時の話
Twitterでみかけて、なんじゃこれすげ〜自分も欲しい、と思って探しました。結論から言うと、モノとしてはFC TECH+が音痴ファミコンです。話題になったFCモバイル88てのも音痴ファミコンです。うまくいくとハードオフのジャンクコーナーでも500円くらいで手に入ります。
いくつかのソフトで音程がはずれるようですが、ドラクエシリーズがかなりイイ感じにずっこけます。互換機はコンパクトだし、コントローラーも連射機能が付いているのですが、どうしてもウソくさい感じが気にくわないです。
ある時、純正の本体に入れられないかと閃いて、バラしてみると、なんと、下の写真のように互換機のカートリッジコネクタの両端が純正のケースのネジ穴にぴったり合う。そのほかの基板もケースの手前と奥に、ネジ一点どめにはなるものの固定することもできるではないですか。しかもフラットケーブルもこうなることを想定していたかのような長さ。すげ〜〜
後ろはこうなります。ACアダプタ用のコネクタもぴったりの位置。基板に付いてるオーディオとビデオのピンの位置にドリルで穴を開けます。電源スイッチは純正ケースのものを使えますが、リセットボタンは面倒だったので、純正ケース側は裏からグルーガンで固定し、スイッチ自体は自分で後ろにつけました。
なお、基板はあくまで互換機。6VのACを使います。間違えて純正の9VのACを使ってドラクエをすると、
なんかすげ〜。これ自分がリアルタイムで持ってたら絶対人気者になれたのに。。。
読めるでしょうか。台詞もすごい。ですが、そのあと電源が入らなくなりました。(その互換機は壊れました。)
この改造のポイントは、互換機を純正のケースだけではなくコントローラーも使おうと言うもの。この素晴らしい記事やこの素晴らしい記事を参考に、なんかすごい人おるな〜とおもいつつ下のようにいろいろ試すと、まさかと言うか、やっぱりと言うか互換機を純正のコントローラーで動かすことができるようになったのです。
こうなると、ただの互換機を純正のケースに入れるだけで、AV改造キットを導入したファミコンと遜色ありません。運悪く音痴ファミコンさえ引き当てなければ。
音痴ファミコン、なんというか、レディ・ベンドとでも言えばいいのか、すでにベンドされてモノとして流通しているこのすごさ、
ちなみに、ファミコン純正の基板とちがい、互換機の基板は適当な作りなので非常にデリケートです。ベンドの秘孔を見つけてスイッチをつけても安定せず、すぐ壊れるので、サーキットベンディングにおいては難度が非常に高いです。まだ成功していません。