Circuit Bending 世紀マ3 My music instruments hacks & collection

2007年ごろより東海地方を中心に現在も活動中の、楽しい和太鼓と缶カラ三味線とサーキットベンドのバンド 「世紀マ3」のサーキットベンディング担当です。 ライブで使う楽器をGoogle Photoに全て掲載しているほか、一部の楽器の制作過程をYoutubeでも公開しています。 モノが見たい、など問い合わせありましたら、Twitterへお願いします。

サウンドパフォーマンス・プラットフォーム2018での世紀マ3

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2018年2月10日(土)と12日(月)に愛知県芸術劇場小ホールで行われたサウンドパフォーマンス・プラットフォーム2018。その記録写真が満を持して劇場から送られてきました。当日の撮影は、羽鳥直志カメラマンに行っていただきました。

「拝啓、高架下より」のタイトルに秘められた謎とは?和太鼓担当が応募した書類(残念ながら、非公開です。図解入りらしい。。)に描かれた内容は表現できたのか?できる限りの解説とともに、その様子をご覧ください。

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世紀マ3が使う楽器は、それぞれが何らかの手を加えて作った楽器です。三線担当の三線はカンカラ三線。程よいサイズのトマトケチャップの缶に三線の棹を取り付けたものです。以前は普通の三線を使っていましたが、このトマトケチャップの缶との出会いから、このカンカラ三線は以降、世紀マ3のサウンドにポピュラリティをうむ重要な役割を担うことになりました。

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そして世紀マ3の最大のチャームポイント、問答無用の和太鼓。これはさすがに手作りではありませんが、台についてはこだわりが表現されていると思います。よく見ると撥(バチ)のほかに長い棒も持っています。

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和太鼓を取り囲むように作られた堤の中にラジコンを走らせ、ボールや金属などとの衝突音をマイクで拾い、演奏したわけです。和太鼓担当は両手に撥を持っていますが、どのようにラジコンを操作していたかといいますと、足でプロポを操作していました。靴を履いたままだと行儀が悪いので、靴を脱いで操作しています。

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先ほどの棒は、ラジコンがつっかえてしまった時に、棒で突っつき、うまいことするために用意したものです。長さが足りなかったので、ガムテープで長さを伸ばしています。段ボールの堤は置いただけだとラジコンが突破して客席に突っ込むので、劇場に許可を得てペットボトルの水を重りとして使い、固定しています。

「レンガとか、もっといい方法あるだろ!!」と前日まで和太鼓担当を問い詰めたのを今では悔いています。害獣よけのペットボトルのようにも見えます。よくこんな強烈なステージ組ませてもらえたな~

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シンセ担当(私)は、以前このブログでも紹介したサーキットベンディングを施したカシオのデジタルギター6本と、ヤマハRX7を6台、ペアで並べました。ドラムマシンは同時に6つ操作。ギターは1本しか使わないことにしていたので、予備で5本用意したことになります。

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ゲームボーイは、その当時のフル装備、約70台を持ち込みました。140チャンネル分のミキサーなど持ち合わせておりませんので、差し替えたりしながら音を出したり止めたりしていました。およそ同時に10台を超えるとゲームボーイのノイズは何が何やらわからなくなります。

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スイッチを順に入れていくわけですが、最後、演奏を終わらせるために一つ一つスイッチをオフにするのも大変です。体を使うパフォーマンスでもあるわけです。

一度にこの数をこの広さで使ったのは初めてで、それなりの数だったはずなのに、「もっと要るな」と感じました。なので、まだ作り続けているわけです。

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とにかく三線の音と、私のグリッチ音、さらには和太鼓という難題?にもすんなり応じる愛知県芸術劇場の音響のシステムがすごくて、ただでかい音でやるだけではない、とても贅沢なパフォーマンスができましたし、見に来てくださった方は楽しめたんじゃないかなと思います。

さて。どう真面目に表現しても、なんじゃこれは!意味が分からん!なんで和太鼓と三線とサーキットベンディングなんだ!!と言われてしまうのも当然で、この記事読んだだけで、世紀マ3最高!!とはならないと思います。世紀マ3が何なのかを味わうためには、そのパフォーマンスを実際に見ていただかないと、と思っています。というわけで、機会があれば世紀マ3のパフォーマンスをご覧になってください。

サウンドパフォーマンス・プラットフォーム2018|2018/2/10|愛知県芸術劇場小ホール|photo:羽鳥直志