ジャミネーターにはファミコンのカセットが挿さる、という話
「部分的に音は鳴りましたが」と書いてあれば、完動品よりもむしろベンドしたくなるものです。このジャミネーターは、部品どり用としてヤフオクに出品されておりました。
ちなみに、このジャミネーターを手に入れるのに初めてヤフオクというものを利用しました。今までは、オークションというとDiablo3のオークションハウス(大昔に廃止)しか利用したことがなく、なんか仕事中も見張ってないと欲しいものが手に入らないイメージがありました。
全然そんなことないですね。ジャミネーターはじめ、サーキットベンディング用に電子楽器買うのとか、誰も興味ないんでしょうか。1000円ですんなり落札できて驚きました。
また、その後ゲームボーイ2台セットとかいうのも500円スタートで、なんか知らんがどんどんつり上がってくんだろ〜な〜と適当に入札していくと、これも1000円で落札できて普通にテンションあがりました。沼にハマったという自覚がはっきりあります。逆に今までは全てハードオフで手に入れておりました。
ジャミネーターの話に戻りますが、ジャミネーターという楽器は「音が出なくなった」として、よく誤ってジャンクのレッテルを貼られ市場に出回っています。実は大概、ジャミネーターの3本の弦?が反り返って、スイッチを押せてないだけのことがほとんど。(まあ、普通にやって音が出ないんだから、ジャンクなんでしょうけど)
このように分解して、先っちょに養生テープでも巻きつけて太くしてやれば、スイッチを押せて音が鳴ることでしょう。
また、ジャミネーターは電池駆動オンリーかと思いきや、ACアダプタ用のコネクタをつけられるよう、基板がスタンバイなデザインになっています。
誤って割ってしまったのでグルーガンで留めてますが、このようにすれば9VのACをつなげることも可能です。左の電話線のコネクタは意味不明です。受話器をつなげて見ましたが、何も起こりませんでした。また今度調べてみます。
デモソングをグリッチさせるポイントと、なぜか何度かショートさせるか、電源を入れなおさないと鳴り出さない謎のポイントをおさえたサーキットベンドを施しました。どちらも制御不能になり、ずっと変な音が鳴り続けるので、はっきり言ってさっきの弦?の反りの修理は意味がありません。
ジャミネーター、4本目にして初めての赤。
ちなみに、奥の1号機には受話器が。左の3号機は残念ながら本当に壊れたので、特に意味はないですが、Speak&Mathと合体させました。
さて、右の2号機にはファミコンのカセットが挿さります。ジャミネーターのカートリッジのコネクタは、ファミコンのものと一緒。厳密には片面しか接続端子がありませんが、ジャミネーターには、ファミコンのカセットが挿さるのです。
ただし、そのままでは挿さらないので、ケースと、基板を削ることが必要です。ニッパーと、プラモ用のノコギリみたいなのがあれば簡単です。なお、ファミコンのカセットを割って、ソフトの基板だけなら、こんなことしなくても挿さります。
あと、挿さると言っても、カセットを半分に割らないと挿さらないのがちょっとがっかりですが、
それでも見た目がイカついのと、そこまで安定はしませんが、モノによって、アホな音が出るのでおすすめです。ちなみに、ジャミネーターは、純正のカートリッジをナナメに挿すだけでグリッチするので、そういう奏法が広く知られているそうです。